Napier  CLIクライアント の使い方

作成日: 2023/5/1

更新日: 2023/6/14

2. 起動

プログラムを起動します。

$ napier-client <options> [<profile name>]

起動オプションには以下のものがあります。

--config <config filename >
設定をファイル<config filename >に書いて、それを使います。
--user <user>
ユーザ名を指定します。
--password <password>
パスワードを指定します。
--url <URL>
サーバのURLを指定します。
--local-port <localPort>

ローカルで待機しているポート番号を指定します。

このポート番号を待機しているサーバの口が、プロキシの先に開きます。

--re-connect
これを指定すると、通信エラーやプロキシサーバが落ちて通信が出来なかった場合に再接続を試みます。接続テストの時以外は指定しておくと良いでしょう。
--web-server

組み込みウェブサーバを起動します。

機能は低いですが、単純なウェブページの公開やファイル交換等には、敢えてウェブサーバを用意しなくても、組み込みウェブサーバを使うと簡単にウェブ公開ができます。

この時起動されるウェブサーバは<localPort>で指定されたポートで待機します。ローカル環境からアクセスしたい場合は、ここをアクセスして下さい。

--document-root <path>

ウェブコンテンツのある場所を指定します。

Napierクライアントの動いているパソコンから見える範囲のフォルダであれば、どこであっても指定できます。ネットワークドライブも指定可能です。

指定したフォルダよりも上位のフォルダは、外部からアクセス出来ないようになっているので、..を使った攻撃はできないようになっているはずですが、思わぬものが見えたりしないような配慮はしておきましょう。

指定しない場合、クライアントを起動した場所になるので、注意して下さい。

--index

index.html, index.mdといったファイルが存在しなかった場合、自動的にシステムが生成して表示します。

ごく限られた範囲でのファイル交換の場合はここをチェックしておくと一覧を自動的に作ってくれて便利ですが、公開したフォルダにある全てのファイルの一覧を表示してしまうことは注意が必要です。

ウェブサイトとして公開する場合は、余計なものを表示させないために、これは指定しないようにしましょう。

--markdown

markdown形式のファイルをサーバで展開します。

このオプションが無効な場合、マークダウン形式のファイルはテキストファイル同様、そのまま送信されます。

このオプションを有効にすると、コンテンツ作成には便利ですが、マークダウン形式のファイルをやり取りしたい場合でもHTML化されてしまうので、注意が必要です。

デフォルト状態だとスタイル指定が貧弱なためあまり美しく表示されません。スタイルを工夫するためには、コンテンツフォルダの最上位にスタイルファイルstyle.cssを置くと適用されます。