作成日: 2023/5/1
Napierの接続の情報は「プロファイル」によって管理されています。
Napierに登録した直後には、「デフォルトプロファイル」が1つ登録された状態になっています。
プロファイル名をクリックするか、「新規作成」をクリックすると、プロファイルの詳細が表示されます。
プロファイルには、以下の情報が含まれています。
プロファイルにつけられた名前です。CLIを使う時には、この名前を使って接続を指定します。
名前に特に制限は設けていませんが、CLIを使う場合にはコマンドラインで使うことのできる名前にしておいて下さい。
この接続が提供するURLパスです。このパスにマッチするURLへのアクセスが、このプロファイルの接続を通って転送されて来ます。
通常はURLのホスト部を指定します。プロトコル部は指定しません。
パス部も指定可能ですが、サーバに通知されるパスからはここで指定したパス部を除いて通知されるので、サーバ側でそれをうまく配慮する必要があります。パス部を指定するのは、このあたりのことを理解して行わなければなりません。
http
へのアクセスを強制的にhttps
に転送します。どうしてもhttp
へのアクセスを許可したい時以外はonにします。
https
でアクセスする時に使う証明書の情報です。個々の項目の意味は、証明書発行機関の説明等をご覧下さい。
Napier-NET.COMでは特に指定しなくても、Napier-NET.COMとしての証明書(ワイルドカード証明書)が使われます。デフォルトプロファイルを使う場合には、SSLを使う場合でも特に指定する必要はありません(自分で取得した場合はそちらを優先的に使います)。
「証明書」にはフルチェーンのものを指定して下さい。
必要に応じて、これらの情報を入力して下さい。必ず必要なのは、「プロファイル名」と「プロキシパス」です。
プロキシ一覧のパネルにある「開始」ボタンを押すとプロキシが起動されます。
つまり、Napier-NETサーバに届いた通信のうち、起動したプロキシのパスと一致した通信は、トンネルを経由してここで指定したポート番号に届くようになります。 このポート番号の指定は、「開始」ボタンの左側にあるフィールで指定します。
別の言い方をすると、このパソコンの、ここで指定したポート番号への通信が外部に公開されることになります。この時のURL(の一部)が、このプロファイルで指定したパスとなるわけです。
この例で言えば、piroron.napier-net.com
への通信が、このパソコンのポート4000に転送されるということです。
既にパソコン上で公開可能なサービスが存在していれば、Napierの操作はこれで完了です。
その用なサービスが存在していない場合は、次に説明する「ウェブサーバ設定」を行って下さい。