Napier GUIクライアントの使い方

作成日:2023/5/1

7. 独自ドメイン

7.1. 概要

Napierのプロキシパスには独自ドメインを設定することも可能です。

独自ドメインの設定をして独自ドメインで運用する場合、「Napier-NET サブドメイン利用規約」の制約から解放されます。

独自ドメインの利用は将来的に有料オプションとなる予定ですが、現在は無料で使えるようになっています。

7.2. プロファイルの作成

まず、「プロファイル一覧」の画面で「新規作成」をクリックします。プロキシプロファイル作成のポップアップが表示されます。

必要事項を入力します。

入力するべき内容の説明については、「プロファイルの詳細」をご覧下さい。

ここで特別なのは「プロキシパス」です。ここには、独自ドメインの(仮想)ホスト名を指定して下さい。

独自ドメインの場合は、証明書の項目は必ず入れて下さい。一応、httpの場合は不要ですが、「いまどき」はhttpsが使えるのが当たり前になっていますので、設定しておいた方が良いでしょう。

新しく作ったプロファイルが追加されました。

7.3. DNSの設定

Napier上での設定は前節までで終わりですが、実際にはDNSを正しく設定しないと使えません。

DNSを設定する際に重要なことは、使用したいドメインのホスト名をNapier-NET.COMのホスト名にaliasしてやるということです。

そして、この時のNapier-NET.COMのホスト名は、defaultプロファイルのパス名と同じになります。つまり、この例で言えば、

www.example.com. IN CNAME piroron.napier-net.com.

となっている必要があります。

以上のように設定をすれば、https://www.example.comへのアクセスをpiroron.napier-net.comで受け取り、ローカルのサーバに転送することが可能になります。後は、Napier組み込みのウェブサーバを使うなり、ローカルで何かウェブサーバ(アプリ)を動かすなりすれば、独自ドメインで外部にサービスすることが可能になります。